コズミックホラー系っつーか、クトゥルフ神話スキーならかなりの数のファンが1位に持ってくる名作「ダンウィッチの怪」のコミック化です。
   
 クトゥルフ神話ってなんだよって人は、まあそういうシリーズもののホラー小説があるんだって思ってください。
 
 実は漫画家や小説家に愛好者が多くて、ゲゲゲの鬼太郎の水木しげるさんや、スティーブン・キング、リングの映画監督なんかも影響受けまくってます。
 
つか、水木しげるさんなんてダンウィッチの怪の日本版書いてるしね。
 
とまあ、私はこの話が大好きなのですが、この本唯一の最悪な点があります。
それは、絵のテイスト。
もうちょっとなんかこう・・・上手い人はいなかったんでしょうか?
なんぼホラーモノっつってもなあ・・・
 
 ちなみに、私は高校生の頃既読でした。
小学生の頃から江戸川乱歩とか読むようなガキでした。
 
読み始めたきっかけは、コリン・ウィルソンだったか、E・A・ポーだったか忘れましたが、何か別の作品で原作者を知り、読んだはず。
 
主に、テーブルトークRPGのシナリオ作成の関係で、一通りのクトゥルフものを読んでいたのですが、この作品はやはり起承転結と言い、全てが良いなあと感心させられたものでした。
 
つかね、当時のクトゥルフRPGってめっちゃ中高校生とかには敷居が高かったんです。
オリジナルのシナリオ作ろうと思ったら、シナリオ制作&進行役のゲームマスター(GM)もプレイヤーも、相当小説やら映画に造詣が深くないと無理。
当時、岡山にあった交流会でも、クトゥルフやってた人はほとんどいなかったと記憶してます。
 
なんせ、プレイヤーの使うキャラクター(PC)がモンスターに全然対抗できない。マジでザコ。
ファンタジーの世界じゃなく、1920~現代辺りを舞台にしたお話+モンスターは異世界から来てたり宇宙からの来訪者だったりで、現実世界の武器が通用しにくい、てのが多い作品でしたから、兎に角カンタンに死んでしまいます。
おまけに、化け物見たり超常現象に遭遇すると、SAN値っつー正気度がジワジワ減って行って、最終的に発狂するしw
 
 そんなキッツイ中、この作品は、銃の効かないモンスターを古代の書物に書かれていた魔法で倒す、と言う一連の流れがキッチリ描かれてるわけです。
 
TRPG好きにも、ホラー好きにもオススメの作品です。
 
 ちなみに、現代が舞台だと、結構強力な武器が入手出来てしまったりするので(アメリカ辺りだと特に)、結構力づくで解決出来てしまうんですよね。
 
一番傑作だったのは、深きものどもの海底都市を潜水艦が魚雷でぶっ放して全滅させたシナリオw
途中の潜水艦の中で起こる展開には、かなり手に汗握るものがありますが、すげえ結末だな、とシナリオ集読みながら笑ってました。
 

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