エマ(10)

2008年5月6日 趣味
 色々悩んだ結果、この表紙を選びまんた。

 ストーリーは産業革命時代のイギリス。
貴族ではないものの、上流階級に属するジョーンズ家の長男「ウィリアム」と、彼の元家庭教師ケリーに仕えるメイド「エマ」との恋愛を描いた傑作。
詳細がわからん人はウィキででも見ておくれ。

 作者自身(女性)がこの時代が好きなだけあって(作者はおろか担当編集者も好きだったというw)、日常生活などがしっかり描かれていて、最初に本屋でこの本を見つけた時、すんごく読みたかったんですが、恋愛ものは連載途中で読みだすとキリがないので、完結するまで待っていました。

 しかも、あまり賛同してもらえないと思うのですが、オレの読み方は最終巻から1巻へ逆に読んでいくスタイル。

 この読み方は岡山に住んでる事からのテクニックで、理由はストーリーの先が読みづらいから。
マンガと小説を足して4000冊を超える本を読んでいると、さすがに読んでる途中で、ストーリーの候補が自動的に頭の中でフローチャートを並べ始めてしまうんですね。
 なので、特に恋愛ものの作品を読む場合は、結末だけを知っておいて。そこへ至るストーリーを考えるのがオレ流でして(^▽^;)

 ストーリーは、古き良き時代から続く、身分違いの2人が恋に落ちる、という定番もの。
古くは「椿姫」「アイーダ(←これはスゴイ傑作。初めてオペラってすごいと思った)」に代表されるオペラにもあるようなベタなんですが、オペラほど大仰なことにはならず、最後もハッピーエンドになるお勧めです。
つーか、なんでオペラの作品は悲恋ものが多いんだろう。時代がそういう時代だったからかねえ。

 後書きもイイ味出してますので、本屋さんで見かけたら、ゼヒご一読いただきたいもんです。

 てか、読みたい作品が読めるってのは、つまり物語が完結しているわけで、それはそれで寂しいことだなあ、とちょっと思ったのでした。

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