巨娘 1 (1) (アフタヌーンKC)

ISBN:406314478X コミック
木村 紺 講談社 2007/12/21 ￥540
　
　
　
　
　
　
　以前の日記で紹介したオレ的永遠の名作「神戸在住」の作者木村紺先生の新作。

　内容は・・・前作「神戸在住」に物凄い思い入れのあるオレにとっては「ウソだと言ってよバーニィ・・・」な作品。前作の感動を返せ。

　ま、コレ単体、で知った方には超オススメな作品ではあります。
とにかく小ネタがコマ中に仕込まれていて、クスクス、ではなくゲハハハと笑えます。

　肝心の内容ですが、主人公は焼き鳥店の店長を務める身長181センチのジョーさん（本の表紙の顔がそう）。怪力の持ち主で、実に自分の欲求に素直な人間（女性）。女の子と見紛うばかりの青年「美樹」くんと同棲中。

でまあ、このジョーさんと彼女を取り巻く型破りな登場人物の日常がつづられているんですが。

　まーね、あまりにも「神戸在住」との作風が違うため、ネットでもファンの間でちょっとした論争を巻き起こしたほど。

　オレの考えでは、「巨娘」→「神戸在住」の順でこの作者に出会っていれば、恐らく、恐らくは納得できたような気がします。

ようは、「ギャグ漫画家さんだと思ってたら、意外と良い作品描いてるやーん」みたいな風に思えるんじゃないかと思ってるわけですよ。

　ですが、この本の読者のほとんどは、オレと同じような「神戸在住」→「巨娘」の順のハズ。

　掛け値なく面白いのに、なぜか納得できない、そんな作品でしたw