今日の日記の題名は、オレの尊敬する三菱重工の部長さんが教えてくださった一文から。

 この部長さんは、出向でオレのいた部署に来てから3年間指導してくださったのですが、とにかく秘めたる熱意のある方でした。
 表向きはとっつき難いおじさんだったんですが、技術うんぬんよりも(向こうは事務でコチラは実務だったし)、仕事との向き合い方、プライド、そういったものを教えてくださった方です。
 
 オレがよく後輩に言う言葉に「自分がそれで許せるならそこで止めても構わん」ってのがあるんですが、表題も含めて、『グッド、ベター、ベストの理論(?)』とか言うものの一部らしいです。

 客先からの要求(製品精度等)に対して、

グッド:客先の要求を満たしているが仕上がりが粗い。

ベター:客先の要求を満たし、且つ仕上がりが良い。

ベスト:客先要求を満たし、過剰精度とも取れる仕上がり。

 なんだそうで、事務作業に置き換えると、

出張先の社員から作業報告書を郵送して欲しいと言われたとき、

グッド:書類を郵送する。

ベター:書類に鉛筆で注意書きを書く。

ベスト:書き方見本を同封する。

 なんだそうです。んー、奥が深い。手間の面から見ても、確実性から見てもベストは良いですよ。あの頃は毎日目からうろこが落ちたもんです。

 なんでこういう日記を書いたかと言うと、今日、展示会の撤去作業(=梱包とか)をしてたら、営業が「ババッとまとめて送っちゃいましょう」と言いやがったので思わず「オレの性格上からもメンテ屋のプライドにかけてもそれはさせん」と言ってしまったから。
 意外と部長さんの言葉を真に受けて仕事しているようです>オレ

 ア、Aハマタバックレマシタ。アシタコロス。

コメント

お気に入り日記の更新

日記内を検索