DVD ポニーキャニオン 2003/09/03 ¥20,790
 えーと、まー知ってる人も多いと思うんですが、三谷幸喜さんの脚本による、1995年にフジテレビ系で放映されたドラマです。
 ストーリーはいわゆる「再見モノ」。落ちぶれたフレンチ・レストラン『ベル・エキップ』を、昔勤めていたギャルソンが立て直す物語です。
 主人公を演じる松本幸四郎さん、シェフ役の山口智子さん、他にも三谷幸喜さんが関係する東京サンシャインボーイズから多数の舞台劇出身の俳優さんが目白押しです。
 全然関係ないですが、オレはその昔、パティシエ役の梶原善さんの実家の近所に住んでいたことがありました。

 で、評価なんですが、当時、これにハマってしまって、残業をしないでいい様に、水曜日は本気で仕事を片付けてたもんですw
 基本的に、ストーリ−は全て「ベル・エキップ(固ゆで卵の意、だったと思う)』の店内で進みます。まさに、舞台劇のような構成です。

 で、この作品のナニが気に入ったかと言うと、そのストーリーの深さ。普通のドラマって言うのは、主人公とヒロイン、それを取り巻く仲間とライバル、みたいな構成で、あくまで主人公を見ていくもの。

 が、この作品は、登場人物(シェフやギャルソン)全てにストーリーがあり、それぞれにエピソード(深い悩みから馬鹿馬鹿しい、それでいて温かいもの)があって、1時間ドラマを観た後の爽快感が素晴らしいです。

 ちなみに、どのエピソードがすきかと言うとですね・・・
 この作品のファンの方の多くが推すのが、6話の梶原民生(小野武彦)の前妻と子供が店に来るエピソード。心の琴線にグッと来る人が多いことでしょう。

 オレは・・・うーん、どれも捨てがたい・・・各話でまとめるんじゃなくてじゃなくて、あくまでエピソードで、かな。
 1話の千石(松本幸四郎)の「私は先輩のギャルソンに、お客様は王様であると教えられました。しかし、先輩は言いました。王様の中には首をはねられた奴も大勢いると」とか。

 あえて言うなら、最終話前の、千石としずかが語り合うシーンでしょううかねえ。「私は、あの時の彼と同じだ」と自分と前オーナーを比較して店を去ってしまう千石。最終話が放送される1週間が長かった長かったw

 ああっ、DVD欲しいっ!!w

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