今日は朝から池袋でお仕事である。部品の交換を依頼されているのだ。
 が、現場に到着して作業を終えたところで営業から電話がかかって来た。
「すいません、もう交換しちゃいましたか?」
「おう、もう済んだで。これから工場の製品検査もあるし、早うしとかんとアカンと思うてな」
「あー検査今日でしたね。実はお客さんから交換の手順依頼みたいなのが入ってて、それ沿ってやってほしい、って言われてるんですよ」
「アホかお前、もう交換すんだがな。そういうことは早うに言わんかい!」
「すんません、ちょっと会議が済んだら手順書を読み上げるのでそれでやってもらえますか?」
「しゃーないのー。ほな待っとくわ」

 ま、お客さんの要望なら仕方がない。工場に行くのルートを変更して最短所要時間で行けるルートに変更しよう。高速代が倍近くかかるけど・・・(==;)

 朝の会議の後、営業が電話してきた。
「すいません、一昨日机の上に置いてた手順書が無いんですよ」
「そんなもん知るかぁっ!(`Д´)ノ」
「でも大体覚えてるんで。えーとですね、古い部品の中の○○っていう部品をバラして置いていってほしい、とのコトなんですよ」
「そんなもん、ここで出来る作業や無いがな」
「え、そうなんですか」
「当たり前や!お客さんの立会い無しにそんな作業するか!つーかそんなもんお客さんにやってもらえ!」
「うわー、じゃあこのまま交換せずに現場離れたほうがいいですよね」
「いや、そんな事せんでも現場の中の倉庫に入れておいたらええんと違うか。後で要らん部分だけコッチで回収したら問題ないやろ」
「ああ、ですね、それにしましょう」
「それにしましょう、じゃねえよ。取り付けうんぬん言うから新品一回外したやんけ」
「すいません・・・」

 良く良く考えたら、この部品はウチの製品なのに、取付手順をお客が指示するってのもおかしな話だった。もっと早くに気ががついていれば2度手間にならなかったものを・・・_| ̄|○

 速攻で部品を交換し、工場へ。当初の予定では八王子ICまで行って、その後は一般道を通ろうと思っていたのだが、予定を変更して圏央道に出るルートで移動。
 1時間少しで工場に到着。いやー、早いわ。

 工場で早速検査をする。いきなり30台中4台が不良品。マイッタ。
 フタが閉まらないものや穴開け位置の違うものまで多種多様。ホンマにもう・・・オレは今日遅くなるから絶対にミスの無いようにやってくれって言っておいたのに・・・(;=Д=)。°・ゲフッ

 職人さん揃いの工場(じゃーなんで不良が多いんだとか突っ込んではダメ)だが、さすがに不良修正は製造担当よりもメンテのオレに一日の長があるようなので、オレがガシガシ直していく。

 やっぱね、おじいちゃんとかの職人さんに良く見受けられるんだけど、「使うのに問題無かったらエエやん」って人が多いんだよなー。
 オレも工場出身だし、自分で使う分には精度のこだわりは必要最低限でいいと思ってるんだけどね。
 やっぱお客さんが使うものだから、お客さんが望んだ仕様が守られてるってのは大事なんだよなー、うん。

 昔、工場で仕上げ工ってのをやってた時、お客さんから「こんな安い値段でよくこのクオリティーになりましたね」って言われたことがあって、それ以来、会社から示された希望要作業時間でオーバースペックを目指す姿勢を基本にやってきた。要精度を超えるってコトは、作業時間に余裕が出ると言うことでもあるので、コレは結構大事だった。
 最終的に、どういう方法で仕上げてるのかをお客さん(業界シェアナンバー1の会社の技術担当だった)が見学に来たことも「やったるで!」って気を起こさせた原因だった。やっぱ人から認められるってのは技術屋冥利に尽きる。
 
 少し話が逸れたけど、そういうクオリティーに対する自己意識ってのを、これからこの工場の方々に植え付けていかなければいけないのかと思うと、つくづく人を使うのってしんどい、と思う。

 はっ!考えたら別にオレはQC担当でも資材担当ないやんけ!なんでこんな担当までやらされてんねん!?(´Д`;)
 また上司に上手いこと使われてるなーオレ(==;)

 そんなこんなで、なんとか夕方にはお客さんの下へ送られていきましたとさ。やれやれ。

 振動機械の使いすぎで腕がしびれた・・・(;==)つ)))

 本日の『RQ』:
 『桜井あゆみ』さんが今日発売の雑誌「CAZ」に載ってましたあ〜ヽ(^▽^)ノコンビニとかでも売ってる(OLさん向けの)雑誌です。
 勇気を出して女性誌コーナーの真ん前で読んでみましょうwオレは作業服姿で池袋のコンビニの通勤ラッシュの混雑の中で買ったぞw隣に立ってた女性に「えっ」って顔されたのが寂しかったw

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