02月16日付 ニュース 社会の報道「少年が計画性否定の供述 寝屋川の教職員殺傷 (sankei.co.jp)」へのコメント:

 あーもうねえ、オレの知人が住んでる近所じゃねえか。
しかも、ニュース見てたらオレが管理してた現場の近所の学校だったよ。どうりで見覚えがあるわな。
 
 しかしまーなあ、オレには理解できんけど、どうしてこうなったのかねえ。
 よく知人と話してて言われるのが、「こういう事件って大阪に多くない?」ってこと。
 ま、たしかに多いと思う。首都圏で言えば、埼玉も多いと思うけど、大阪の比ではないと思う。さすがは未成年者による犯罪率ナンバー1ってか(ノДT)嬉しか無えー。
 オレオレ詐欺じゃ引っかかる件数最低、引っ掛ける側の犯罪者になる件数最高ってデータも出てるしねえ(==;)
 
 岡山に生まれて育ち、大阪で仕事をし、現在は東京に住んでるオレの感想から言わせてもらうと、大阪に限らず関西全体に言えることだけど、社会全体が厳しい(余裕が無いというか)ような気がする。

 よく、仕事がらのせいか人に謝ることが多いんだけど、カネを要求されたことが滅茶苦茶多い。
仕方なく弁護士を挟むと、急に連絡が取れなくなってそのままうやむやなのも多いけど。

 だから、東京に引っ越してきて最初にびっくりしたのは、仕事上でのトラブルの少なさ。
 大阪に住んでたころは年間でトラブル案件の書類が合計して厚さ5cmぐらいになったものだけど、東京に引っ越してきてもうすぐ2年だが、未だに厚さ1cmにも満たない。
 
 そんな土地柄で育てば、そらガツガツしてくるわなー。競争も激しいし、負けの側に立ってしまったら絶望視して自分をこういう環境に立たせた人間を恨んでしまうのかも。
 
 ま、そこで先生を恨んだ(?)ところが子供っぽいですが。何かの本で読んだのだけれど、親にキレる子供ってのは、親に対して甘えられる立場にあるからキレるのだそうな。
 親(この場合は先生かな)なら甘えさせてくれる、が変じると自分より弱い立場、と考えてしまうとか。
 オレは幸いにも(?)親にしこたまぶん殴られて育ったから、そんなこと考えもしなかったし、当然反抗期なんかこれっぽっちも無かったけど。

 このお亡くなりになった先生は卒業生にもよく思われていた方だったらしく、葬儀には卒業生が何人か参列していたようだ。
 こういうご時世だからこそ、そういう先生は貴重だっただろうに、惜しい限りである。

 しかし、この少年(17歳なら青年と表現すべきではないかとも思うが)はこの先どうして行くつもりなのだろう。
 未来の見えない自分を嘆き、そういう境遇に追いやった先生を刺すという犯行(逆恨み)に至った、と見る犯罪心理学者や児童心理学の教授も多いが、この事件でさらに負のスパイラルってのに追い込まれたのではないか。
 
 殺意を否認したところでそれを信じる人間はいないだろうし、計画性を否定しても、包丁の準備をしてるところを見ればその計画性とやらは十二分にあったとみるべきだろう。
 本人の心の中では、本当に計画的ではないのかもしれないけどね。心のもやもやが大きくなったんです、みたいに。

 アメリカを見習って学校に常勤の警察官を5人ほど置く日がやってくるのかねえ。寒い時代になったもんだ。

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