今日の妙技

2004年1月21日
 (今日の日記は古畑任三郎風で)
 えー、突然ですが、今日は技術のお話を。
 世の中には職業の数だけ技術がありまして、それはそのままウデ、としての技術といわれることもありますが、なかには口先の技術、呼ばれるものもあります。
 ところがこの技術、以外にリスクが高く、使いどころを間違えると・・・(チャッチャ、チャチャ、チャッチャ、チャチャ、チャ〜ラ〜ラ〜ラ〜ラ〜ラ〜ラ〜ラ〜ラ〜ラ〜ン・・・・・・フェイドアウト)

          【事件編】

 某月某日。A氏は商談を終え、愛車を停めていたコインパーキングに急いでいた。少々時間がかかったこともあり、時刻はすでに22時過ぎ。
 この後私用があった彼は、所持金が少ないことを失念しており、駐車場の精算機の前でその事実に気が付いた。

 「ん〜〜、まずいな〜。こんな時間じゃATMも開いてないし、困ったな〜」

 精算機の前で思案に耽るA氏。
と、自分の愛車に目をやったところ、自分の愛車の車高がロック装置の板よりも少しだけ高いことに気が付いた。

 (これなら勢いをつけたら行けるんじゃないか?)

 そう考えたA氏は車に乗り込みエンジンをかけた。
 アクセルを一気に踏み込み、車が飛び出した!

 はずだった。そう、彼が乗ってさえいなければ・・・

 実際には、ロック装置がオイルパンをぶち抜いために走行不能になっていた。しかも、ガソリンが漏れ出したため、引火の可能性が出てきたのだ。

 ほどなく駆けつける消防車。
遠くからまだまだ聞こえてくるサイレンの中、彼は考えた。

 (まずいなぁ。オレの車の修理代に加えて、このロック装置なんかの修理代も請求されるんじゃないか?
 おいおい、まだ車のローンがあるってのによ〜)

 そこで彼はひらめいた。いや、悪魔の囁きが聞こえた、とでも言おうか。
 
 (そうだ!この車は左ハンドルだ。ロック装置は右側についてるから、ロック装置が下がるのをオレが見届けることは出来ない。
 金を払ったのにロック装置が降りなかったんじゃないのか、って言えば、上手くすれば修理代がロハできて、さらにはローンも減らせるんじゃないか?)

 このアイデアに取り付かれた彼は、駆けつけた警備会社の警備員にとうとうとこの嘘を伝えた。
 
 「そうですか・・・私どもは機械の動作のみを行っておりますので、後日、管理会社から電話させます」

 上手くいった、いう勝利の予感の中、彼の車はJAFによって指定修理工場へと運ばれていった・・・

【To Be Continued】


 本日の『GNO』:
 個人ランキング10位。じわじわ下がってきた〜⊃ДT)


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